「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」をブルトン語に翻訳してみた

ブルトン語訳が無いので、初投稿です




「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とは?

1145141919810人の兄貴が使うネットスラング

色々な言語で翻訳された「こころぴょんぴょん」を解読してみた

ブルトン語の姉妹言語版

コーンウォール語

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」をコーンウォール語に訳してみた

ウェールズ語

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のウェールズ語訳を修正してみた

 

アイルランド語はちょっとだけ遠い親戚なんじゃよ

「こころぴょんぴょん」のアイルランド語を分析してみた

そもそもブルトン語って何?

概要

ウェールズ語学習者がブルトン語を学んだ時あるあるwwwを紹介してみた

詳細

おフランスの端っこで使われている言語。

 

左上に突き出ているのが、ブルターニュ半島

そこで使われている言語がブルトン語

 

まぁ、話者の90%以上はフランス語なんですが、それは・・・

フランス語学習者ですら、存在を知られていない言語

「こころぴょんぴょん」のフランス語訳を分析してみた

フランス語学習者の中で、ブルトン語の存在を知っている兄貴はほとんど居ない模様。

試しに「フランス語学習者 ブルトン語」
でggっても、フランス講座サイトみたいなのが出ないからね、しょうがないね。

むしろ、ワイのサイトが検索上位に出てくるwwww

ブルトン語訳

ほんへ

2通りの訳が考えられる

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」
は、今のワイの知識だと2通りが考えられる。

 

ケース1


Ah^~ Ma c’halon zo o lamm^~
アハ^~ マ ハロン ソ オ ラム^~
「あ~」、「私の」「心」「~である」「ジャンプする事」(「私の心」を強調)


 

ケース2


Ah^~ o lamm emañ ma c’halon^~
アハ^~ オ ラム エマン マ ハロン^~
「あ~」、「ジャンプする事」「~である」「私の」「心」(平叙文)


コピュラ動詞 bezañ(ベザン) を使った構文

ブルトン語には「~である」を意味するコピュラ動詞 bezañ(ベザン)がある
コピュラ動詞っていうのは、英語で言う be動詞 の事ね!

参考までに、コーンウォール語とウェールズ語のコピュラ動詞が

コーンウォール語のコピュラ動詞(bōs)の変化形をウェールズ語(bod)と比較してみた

 

先ほど挙げた2つの文の主語は、どちらも「私の心」
ブルトン語だと Ma c’halon(マ ハロン)

主語を人称・数(すう)で言うと、3人称・単数
つまり「彼」に相当する(性は関係ナシ)

 

で、bezañ(ベザン) を主語「彼」に合わせて変化させた形は2つある


zo(ゾ、ソ)←主語を強調

emañ(エマン)←平叙文


 

のコピュラ動詞を使って一般動詞を使う場合、の語順になる


主語 + zo + (o +動詞の基本形)

(o +動詞の基本形) + emañ + 主語


 

なお、emañを使った語順は以下も考えられる


emañ + 主語 + (o +動詞の基本形)


「私の心」を強調しているので

主語を強調する zo(ゾ、ソ) を使う構文を採用したゾ~


Ah^~ Ma c’halon zo o lamm^~
アハ^~ マ ハロン ソ オ ラム^~


 

【おっさんにはつらい】『ご注文はうさぎですか?』バレンタインお配り会、アニメイトのレジで「こころぴょんぴょん」と言わないとチョコがもらえないぞwwww

の文で、説明してイクゾ^~~~~!ア”ァ”~~~~!!イ”ク”ッッッッッッ!! …




発音

おフランス語っぽい発音

フランス語学習者なら、ブルトン語をフランス語風に読んでしまうハズ。

※ブルトン語はイタリック語派ではなくケルト語派です。念のため

例文で注意するのは2つだけ


Ah^~ Ma c’halon zo o lamm^~
アハ^~ マ ハロン ソ オ ラム^~


 

で気を付ける発音は2つだけ


c’h=のどの奥で息をこすらせる「ハ」
zo=「ソ」(ゾではない)


 

ちなみに ch のスペルは シ(sh) の発音なので紛らわしい・・

ブルトン語にもリエゾンがある

おフランス語の発音で有名なのが「リエゾン」
日本語で言うと「音がつながる事」「連音」

リエゾンは韓国語にもあるんですけどね。初見さん

ポケモンの名前で学ぶ韓国語の発音変化(「ㅇ」による連音)

ブルトン語にもリエゾンがあるゾ~

ブルトン語のリエゾン(連音化)を整理してみた

zo単体では「ゾ」/zo/ と発音するけど・・・
zoの前の単語が子音で終わっている場合、滑らかに発音するために zo の発音が「ソ」/so/ に変わるゾ~

音変化で言うと /z/→/s/

 

更に言うと、前の単語がzで終わっている場合、その子音の音が/s/に変わる

例:


kalz zo (たくさんあります)
/kals so/
カルス・ソ (※「カルズ ゾ」ではない)


のように、音をつなげて発音する現象をリエゾンと呼ぶのよん♪

文法

コピュラ動詞bezañ(ベザン)を使った構文

ブルトン語は基本的にはVSO構文
文の最初に動詞を置く言語。

 

ただし主語を動詞の前に持っていくことも可能。
その場合、主語を強調する構文になる。

この時、コピュラ動詞bezañ(ベザン)は zo(ゾ) という特別な形になるゾ~

例文の復習


Ah^~ Ma c’halon zo o lamm^~
アハ^~ マ ハロン ソ オ ラム^~


zo(ソ)が、コピュラ動詞 bezañ(ベザン)の変化形だゾ~

主語 Ma c’halon(私の心)を強調しているんですね、分かります?

Ma c’halon(私の心)は音変化した形

正確に言うと、帯気音化(たいきおんか)
同じケルト語派であるウェールズ語の例

ウェールズ語講座その26~帯気音化の紹介

「心」は、ブルトン語でkalon(カロン)と書く。
その前に「私の」を意味する ma(マ) を置いた場合、後に続く単語が音変化する事がある。

kalon(カロン)の場合、最初の子音が“k”で始まっているので帯気音化を起こす。

帯気音化すると

k/k/→c’h/x/

へと音変化する。

 

まとめると


Ma(私の)+ kalon(心)→ Ma c’halon


このような音変化を、専門的に言うと変異(へんい)と呼ぶ
水の変位ではないッ!

o + 動詞の基本形

o lamm(オ ラム)は「ジャンプする」を意味する動詞。

コピュラ動詞 bezañ(ベザン) を使って一般動詞の動作を表す場合、
「o + 動詞の基本形」になる。

ウェールズ語で言うと、BOD構文「yn(アン) + 動詞の基本形」

ウェールズ語講座その10~ynの用法まとめ

 

とりあえず、コピュラ動詞 bezañ(ベザン)を使う場合、一般動詞は単独では使えないッ!
動詞の前に「o」が必要なんだって、ハッキリわかんだね。

まとめ

復習


Ah^~ Ma c’halon zo o lamm^~
アハ^~ マ ハロン ソ オ ラム^~
「あ~」、「私の」「心」「~である」「ジャンプする事」(「私の心」を強調)


似た例文

ブルトン語講座に例文がたくさんあるので、参考にして、どうぞ。

Oc’h ober petra emañ Mona ?

主語 + zo + (o + 動詞の基本形)
を使った例文を5つだけピックアップしてみた

 

lenn(レン)=読む


Piv zo o lenn ?
ピウ ソ オ レン
誰が読んでいますか?



Ronan zo o lenn
ロナン ソ オ レン
ロナンは、読んでいる


 

vont(ヴォント)=行く(montの音変化形)


Me zo o vont da labourat
メ ゾ オ ヴォント ダ ラブーラト
私は、仕事に行きます


 

tont(トント)=来る(dontの音変化形)


Fañch ha Katell zo o tont
ファンシ ハ カテル ソ オ トント
ファンシとカテルが来る


 

veajiñ(ヴェアジン)=旅行する(beajiñの音変化)


Katell zo o veajiñ en Iwerzhon
カテル ソ オ ヴェアジン エン イウェルゾン
カテルはアイルランドを旅行中です