ウェールズ語の勉強を半年続けた私が分かった3つの事~頑張らない語学のススメ

同じ言語をほぼ毎日欠かさずに勉強し続けていると、見えてくる事がある。

ウェールズ語の勉強を始めて半年経った私の成長を書き留めてみる。




ウェールズ語って何?

心ぴょんぴょんして、どうぞ

「ウェールズ語」の存在を知らない兄貴が多いと思う。

逆に存在を知っている兄貴はかなりの語学マニア

「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」のウェールズ語訳を修正してみた

語学書にありがちな自慢パターン

語学書とか外国語講座では、必ずと言っていいほど「言語自慢」「お国自慢」が紹介される。

例を以下に紹介する。


・フランス語は世界で一番美しい言語

・スペイン語は日本語と周波数が近いので学びやすい言語

・ポルトガル語は6つの大陸すべての場所で話される言語


 

要するに、


1.アレコレ理由を付けて〇〇語はすばらしいとアピール

2.〇〇語を学ばないと人生損するぞ!と脅す

3.〇〇語の学習者を増やす


 

この記事を読んでいる兄貴も

「あるあるwww」「分かるわー」
「黒田先生と同じこと言っている・・・」

と思えたら、相当の語学マニア

(ウェールズ語自慢なんて)ないです

この記事を書いている人はウェールズ語を学んでいるんだから、
どうぜウェールズ語自慢するんでしょ?

私はウェールズ語を熱心に勉強しているから、
ウェールズ語の個性的な面をアピールしたい!

 

・・・のだが、フランス語のようにアピールできる素材が無いの。

ウェールズ語の語順は「VSO」ですよ!
くらいしかアピールする事が無い。

(そもそも「VSO言語」は世界中の言語の1割を占めるので、全然珍しくない)

 

なので、本記事ではウェールズ語が「どれだけ素晴らしい言語なのか?」
については一切説明しない。

 

以降、出てくる「ウェールズ語」「ある1つの言語」と考えてほしい。
アナタが今、学んでいる言語へ脳内変換しても構わない。

ウェールズ語を半年学んで分かった3つの事

結論から言うと以下になる。


1.外国語学習方法を調べている人は未熟

2.言語取得はものすごく時間がかかる

3.語学以外の趣味も持った方が良い


 

言語は別にウェールズ語でなくてもいい。
中国語や韓国語、アラビア語やタガログ語でもOK

 

とにかく、どんな言語を学ぶ時も
上記3つの事は知っておいた方が良いんじゃないかな?

っていう話




外国語学習方法を調べている内はまだまだ未熟

語学初心者にありがちなパターン

語学マニアなら、誰もが「外国語を学ぶ方法」を調べた経験があるだろう。

調べる内容は「効率よく覚える方法」

つまり・・・


1.自分の語学力がなかなか上がらない

2.語学力を素早く上げる方法は無いか?

3.ついでに楽をして語学力を伸ばせないか?

4.「素早く」「楽をして」身に着けるなら効率が良いメソッド!

5.そういうメソッドは無いかな?


 

と考えて色々な本とかサイトを読んで調べる。

そこに書かれているメソッド(=方法)を試す。

でも、その方法は自分に合わない。

苦痛だ!
やーっぱりこの方法はダメだ!

やーめた。
他にいい方法は無いかな~?

 

・・・の繰り返しで「効率よく覚える方法」を探し続ける。
探し続けている限り「語学力」は全然伸びない。

 

それ、語学初心者にありがちなパターンだよ!

この記事を読んでいる兄貴も「ギクッ!」ってなっているだろうな。

学習方法を調べるエネルギーを語学に充てたらどう?

ウェールズ語の勉強を6か月続けた私から言わせてもらうと・・・

「効率よく覚える」という都合のいい「方法」なんて無いんじゃないかな?

 

もし「効率よく覚える方法」が存在しているならば、
すべての人は同じ方法で外国語を学んでいるはず!

 

だけど、実際の外国語学習方法は人それぞれ違う。

・・・というのは、中学校や高校の英語授業で体感しているよね?

語学初心者は、他の人の「方法論」に振り回されすぎ!

それよりも、自分が今までやってきた勉強方法を信じなさい!
効率とかは気にしないで、とりあえず1つの例文を覚えてみたら?

私のウェールズ勉強方法

あくまでも参考ね!
参考だよ!

大事なことなので2回言いました

 

・ノートをカラフルにしてみた

ウェールズ語学習用のマインドマップを作ってみた

・語学ノートを作る時のルール

語学を長く続けるために私が気を付けているたった3つの事

・ポケモン剣盾の女主人公は可愛い

ポケモン剣盾の女主人公で学ぶウェールズ語(mae hi’n giwt)

・ウェールズ語を先生の立場になって説明する

星の王子様の裏表紙にあるウェールズ語を解読してみた

 

私は上記の方法でウェールズ語を学んできた。
その方法を他の人へ押し付ける気持ちは一切ない。

あくまでも、私はこの方法でウェールズ語の例文を覚えてきた。

 

もし他の人ならば、私が思いつかないような方法で例文を覚えるハズ!

私の「方法論」ではなく、
アナタが最適だと信じている「やり方」で外国語を学べばいいと思うよ!

 

他の人の「語学メソッド」を気にしなくなった時点で語学初心者は卒業かな?

言語取得はものすごく時間がかかる

語学はボウリングとよく比較される

語学関連の話題として「ボウリング」がよく挙げられる。
スイカくらいの大きさの鉄の玉を転がして10本のピンを倒すスポーツね!

「ボウリング」は、ボールを投げれば5秒くらいで結果が分かる。
10本中、何本のピンが倒れたのか?

みたいな事がすぐに分かる。

 

一方、語学は「ボウリング」のように5秒後に結果が分かるような娯楽(?)ではない。

「10本中、何本のピンが倒れたのか?」

は、毎日外国語学習を続けて1か月でぼんやり見えてくる。
2~3か月でちょっとだけはっきり見えてくる。

そして半年でやっと「何本かのピンは倒れた」っていう程度まで分かる。

もっと結果を知りたければ1年、2年と語学を続ける必要がある。

語学初心者は短時間で多くの成果を求めている!

語学初心者は「10本中、何本のピンが倒れたのか?」という結果をすぐに知りたがる。
だから、焦って勉強する。

外国語学習は嫌だ!
だから、言語取得のプロセスを短時間で済ませようとする。

 

・・・でもね。
言語は短時間で取得できるモノじゃないんだよ。

ボウリングみたいに、ボールを投げればすぐに結果が分かるモノじゃない。

それを自覚しないで外国語を学ぶ人が多いように思う。

 

2~3か月の間、外国語を学んでも全然成果が出ない!

あぁ~もう嫌だー!

 

ってなって外国語学習を放棄する。

語学にありがちな挫折パターンですね。

何度も挫折を繰り返した言語こそ、アナタにふさわしい言語です!

安心しろ!
そう言っている私も挫折しまくっているぞ!

逆に考えるんだ!語学力は伸びなくても良いんだ、と

私は今まで30言語くらい学んできた。
そのほとんどは挫折で終わった。

 

そういう挫折の経験を繰り返した末、悟ったのが

「言語取得はものすごく時間がかかる」

 

ウェールズ語の勉強を半年続けて、伸びたか?と聞かれても
「うーん?」としか回答できない。

 

まぁ、ウェールズ語の知識ゼロだった私と比べればすごく成長はしているのだが・・・

実際のウェールズ語をざ~っと読んでも全然分からない。
要するに、まだ使い物にならない。

 

だから、もっともっとウェールズ語を学ぶ必要がある。

 

半年間、つまり6か月という気の長くなるような時間をかけてウェールズ語を学んだのに、まだまだ勉強が必要なのか・・・(汗

という現実を知って落ち込む。

 

そこで、逆に考えてみよう!
語学力は伸びなくてもいいんだ、と。

 

言語取得はものすごい時間がかかる。
たかが半年でマスターできるような言語なんて無い!

 

ならば、語学力アップ!とかいうケチな事は考えない。
とりあえずウェールズ語に触れることそのものを楽しめばいいんじゃないか?

 

(英語以外の)外国語を学ぶ人は、言語そのものが好きだと思う。

だったら、上達する事は置いといて「言語そのもの」を味わおう!

語学以外の趣味も持った方が良い

語学だけが人生の全てではない

「私が若いころは~」

で始めると、「また、あのクソジジィの説教かよ・・・」

と思われそうなので止めておこう。

 

とりあえず、私は特別な人間ではない。
語学とか言語学の為に、この世に生まれてきたわけではない

ただ、神のなりゆきで自分を産んだ。
単なる偶然で現れた生き物にすぎない。

 

だったら、私の人生の100%を語学に捧げる義務なんて無い!

語学以外に楽しい事が見つかれば、そっちの方に人生を捧げても罰は当たらない。

語学以外の趣味を持ってもマイナスにはならない

私が語学以外で最近ハマっている事と言えばゲームでしょうか。
家の中でピコピコやるアレ。

今はポケモンかな~?

【ダブル】まさかのスカーフ型マホイップによるデコレーションパーティ

 

ウェールズ語学習はそっちのけで、ポケモンに熱中すると
語学ができなくなるというマイナス面があるのだが・・・

先ほど述べた「外国語学習はものすごく時間がかかる」のだから、
いったんウェールズ語学習をお休みにしてもいいんじゃないかな?

私は語学のプロでもないし、語学の神様でもない。
単なる生き物に過ぎない。

 

だったら、自分がやりたい!と思うことをやればいい。

 

という口実でゲームをやりまくっている。
(言語を中国語やロシア語にしてプレイするあたり、語学マニア魂はある模様)

ウェールズ語勉強をサボっている罪悪感は一切ない。

語学以外の趣味に飽きたら語学に戻ればいい

ゲームはいつかは飽きる。
そのタイミングになったら、またウェールズ語学習に戻ればいい。

 

久しぶりにウェールズ語学習に本腰を入れると、いままでは見えてこなかった事が分かる。

分かるから楽しい!
まるで塾みたいな宣伝

 

という訳で、語学以外の趣味を持ってもマイナスにはならない。
むしろ語学に対する見方が広がってプラスになると思うんだけどな~

言語が好きな語学マニアこそ、
語学「以外」の事を幅広く知っておいた方が人生楽しくなるんじゃないかな?

まとめ

私がウェールズ語を半年勉強した副産物

もう一度整理する。


1.外国語学習方法を調べている人は未熟

2.言語取得はものすごく時間がかかる

3.語学以外の趣味も持った方が良い


頑張らない語学のススメ

「言語取得の方法」自体に意味は無い。
自分が最適だと思っているやり方で外国語を学べばいい。

まぁ、どんな方法でも言語取得はものすごい時間がかかるんですけどね。初見さん。
だったら逆に「外国語は伸びなくてもいいんだ!」と考える。

 

上達ではなく、言語に触れるプロセスそのものを楽しむ。
現代人にありがちな「結果」ばかり追い求める語学は辛いぞ!

 

そして、いつかは「あー!もう嫌だー!」ってなって投げ出したくなる事もある。
そんな時は、語学以外の楽しい事へ切り替える。

 

そして、語学以外の趣味が嫌になったらまた語学に戻ってみる。
すると、なぜか前よりも語学に熱中できる事もある。

 

以上が頑張らない外国語学習の流れ。

別に利害が絡む仕事じゃないんだから、ユル~く外国語を学んでもええんやで。

え?何だか偉そう?

ここまで色々と偉そうなことを述べてきた。

会社の会議とかで、質疑応答タイム中に偉い人が良く「~してほしい」と言う。
これって、なんだが偉そうだよねー。

 

ある分野に経験豊富な人は、自分の経験を何時間でも語れる。

自分が悟った事をほかの人に伝える時
「~してほしい」という偉そうなフレーズがポンポン出てくる。

 

「~してほしい」と言われたから、自分もやる!
・・・のではなく、まずは内容を疑って♡

 

本記事で述べたことは、あくまでも私自身の意見。

語学に対して、こういう見方もあるんですよ!
っていうメッセージの1つだと思ってもらえれば幸いである。

以上!