ノルウェー語の視点でフィンランド語の母音発音を復習してみた

フィンランド語の発音は、日本人にとっては簡単だと言われている。

このおかげで、フィンランド語の発音を細かく確認しないまま文法に入ってしまった奴www
俺です。

という訳で、簡単なフィンランド語の発音を再確認してみた。
ノルウェー語の視点で。




フィンランド語とかノルウェー語って何?

フィンランド語

別名、スオミ語

7年ぶりにフィンランド語が知りたくなったのでAnkiアプリを確認してみた

ノルウェー語

別名、諾威(のるうぇー)語
中国語のピンイン読みだと  Nuòwēi

ノルウェー語の「ø」がカッコいいので、単語を集めて発音を練習してみた

フィンランド語で注意すべき発音

結論:母音だけ気を付ける

フィンランド語の子音で難しい発音は無い。
「r」など、日本語には無い子音があるけど気にしない

 

それよりも、母音に注意!

母音調和(ぼいんちょうわ)という文法にも関わってくるので

 

8年前の私は、母音調和の文法をおろそかにして文法についていけなくなったという黒歴史があるので

ノルウェー語と同じ文字の母音を比較してみた

 

一番下にある「å」の文字は、フィンランド語ではめったに出てこない
お隣のスウェーデンの話題が出てくる場合は「å」が出て来るけど。

 

ちなみに、ノルウェー語では「å」が頻繁に出てくる。

ノルウェー語の「å」を使う単語を集めてみたら頻度数の高い単語が多かった件について

フィンランドで、特に注意すべき母音はyuだけ
しかもyuは、ノルウェー語とほぼ同じ発音になる。不思議~

 

フィンランド語のuは、日本語よりも唇を丸めて「ウ」と発音する!

「ひょっとこ」の口をイメージすると良いらしい

ひょっとこ 画像検索

 

yはフィンランド語の「u」の口で「イ」と発音する。
子音ではなく、母音だから気を付けるんですぞwww

ノルウェー語と違う文字の母音を比較してみた

文字が違うけど、参考までに比較してみた。

 

äは、「ア」と「エ」の中間の音
英語の apple の「a」
発音記号[æ]に近い音

 

öは、「オ」と「エ」の中間の音
「オ」の口の形で「エ」と発音する




母音調和と舌の位置の関係

母音調和(ぼいんちょうわ)って何?

フィンランドの語学書に必ず載っている文法用語。

 

説明すると長くなるので・・・
簡単に3行でまとめてみた。


・母音の「舌の位置」は3つのグループに分かれる

・1つの単語に、複数の「舌の位置」グループは混ざらない

・「舌の位置」グループによって格変化の発音が変わる


母音図で描き表してみると?

母音図(ぼいんず)とは、大学書林で出版されている分厚い語学書の最初に良く掲載されている、母音の発音を説明した台形みたいなアレ

3つの基準による母音の分類【語学を楽しむための音声学】

 

 

フィンランド語における母音調和の視点で、母音図を書いてみた
(※音声学上の母音図ではありません。念のため)

 

3つの「舌の位置」グループはどこ?

タテに三分割してみた

 

も~っとコンパクトにまとめると、以下になる。

 

「舌の位置」グループごとの母音は何?

舌の位置が前から順番に1,2,3で並べると、以下になる。


グループ1‥‥y,ö,ä

グループ2‥‥i,e

グループ3‥‥u,o(=å),a


それぞれのグループの名前は何?

「グループ1」「グループ2」「グループ3」
だと何のグループか分かりにくいので、名前を追記した


グループ1(前母音)‥‥y,ö,ä

グループ2(中立母音)‥‥i,e

グループ3(後母音)‥‥u,o(=å),a


 

グループ1の「前母音」「ぜんぼいん」と読む
音声学だと「前舌母音」と書いて「まえじたぼいん」 or 「ぜんぜつぼいん」と呼ぶ

 

グループ2の「中立母音」「ちゅうりつぼいん」と読む

 

グループ3の「後母音」「こうぼいん」と読む
音声学だと「後舌母音」と書いて「こうぜつぼいん」と呼ぶ

 

フィンランド語のニューエクスプレスだと「前母音」と「後母音」の読み仮名が振っていないので、私の方で読み仮名を付けた。

もし読み方を間違っていたら
すいません許してください!何でもしますから

「ん?今何でもするって言ったよね?」

大切なのは文法用語じゃなくて「考え方」

「前母音」の読み方は「ぜんぼいん」であり~
・・・みたいな国語的な事はどうでもいい!

 

今、やっているのはフィンランド語なので。

 

もう一度、3つのグループをコンパクトにまとめた表を示すゾ~

 

「ö」と「ø」の発音は似ている

上の表を見ながら、試しにフィンランド語のöを発音してみよう!

 

発音を忘れた兄貴は、もう一度を見て、どうぞ。

 

えっと、ö「オ」の口で「エ」だから・・・
あと、舌の位置は前に寄せて・・・っと。

 

öは「エ」やな
(※カタナカ表記では限界があるので、あくまでもイメージです)

 

でも、フィンランド語のöって、なんかノルウェー語の  ø と似ているなぁ~

だって、öは舌の位置が前寄りだから・・・はっ!

öって、ノルウェー語の唇を前に突き出した「エ」であるøに近いんだな~

 

・・・と言う風に、ノルウェー語の視点でフィンランド語の発音を見ると、また違った視点が見えて面白いYO!

舌の位置の視点で母音を並べ替えてみた

舌の位置が前の方から順番に、フィンランド語の母音を並べ替えてみた。

 

「y」とか「a」「o」2つの点「‥」を付けた文字ほど、舌の位置は前に寄せる傾向があるんやな~

逆に「ア」「ウ」「オ」は舌が後ろ寄りなんだな~

フィンランド語って日本語よりも母音の区別が多いんだな~

 

・・・みたいに、まずはフィンランド語における母音の特徴をザーッと眺める。

発音ルールを丸暗記するんじゃなくって、まずは舌や口の使い方を理解する。
これを突き詰めたのが音声学なんだけど、これは置いといて・・・

 

「言葉でなく心で理解できた!」状態を目指す。

 

言葉でなく、「心」で理解できた【黄金の風 #16】

実際にフィンランド語の単語を発音してみよう

まえがき

舌の位置が前,口の開け方が狭い方から順番に紹介する。

 

あと、同じ母音が2つ重なったときは長く伸ばして発音して♡

え?二重母音?知らない子ですね?

 

頭の中で「舌の位置」グループをイメージしながら発音しよう(提案

 

前母音「y」

y=唇を丸めた「イ」

 

hyvä(ヒュヴァ)=良い
舌の位置を前にキープしたまま「イ」→「ア」と発音するイメージ

 

tyyny(テューニュ)=枕

 

työ(テュオ)=仕事
舌の位置を前にキープしたまま「イ」→「エ」と発音するイメージ

前母音「ö」

ö=「o」の口で「エ」

 

söpö(ソポ)=かわいい

 

insinööri(インシノーリ)=エンジニア
「ö」になった時に、舌の位置を前に動かすイメージで発音する

 

pöytä(ポユタ)=テーブル
舌の位置を前にキープしたまま「エ」→「イ」→「ア」と発音するイメージ

前母音「ä」

ä=「e」の口の形で「ア」

 

tämä(タマ)=これ

 

pää(パー)=頭

 

käydä(キャユダ)=訪れる
舌の位置を前にキープしたまま「ア」→「イ」→「ア」と発音するイメージ

中立母音「i」

i=イ

 

kivi(キヴィ)=石

 

viini(ヴィーニ)=ワイン

 

kiitos(キートス)=ありがとう
「o」になった時、舌を後ろへ引っ込めるイメージで発音する

中立母音「e」

e=エ

 

te(テ)=あなたたち

 

tee(テー)=お茶

 

eilen(エイレン)=昨日

後母音「u」

u=唇を丸めた「ウ」

 

uni(ウニ)=夢

 

uuni(ウーニ)=オーブン

 

tuli(トゥリ)=火
「i」になった時、舌を前へ出すイメージで発音する

ミカのセリフTulta(撃て!)を直訳すると「火を!」になる

後母音「o」

o=オ

 

ovi(オヴィ)=ドア

「i」になった時、舌を前へ出すイメージで発音する

 

koota(コータ)=集める

 

mato(マト)=毛虫

後母音「å」

å=オ(※「o」と同じ)

 

Åland(オーランド)=オーランド(地名)

ノルウェー語だと語末の「d」を無視して「オーラン」とも読めるが・・・
フィンランド語は「文字通り」に読む

後母音「a」

a=ア

 

sana(サナ)=単語、言葉

 

maa(マー)=国、土地

 

tapan(タパン)=私は殺す

母音調和について、もっと詳しく説明してみた

1つの単語で舌の位置が前後に変わるケース

先ほどの単語を見ると、1つの単語の中に


前母音中立母音が混合
中立母音後母音が混合


のケースがある。

 

それは、母音調和の文法ルールで説明できる

母音調和の細かい説明

フィンランド語の「母音調和」は難しそうな文法に見えるけどシンプルだよ~ん