【ポケモンSV】パルデア地方の偉大な言語学者は「文字」を発明した人です!

ポケモンSVをプレイしていると、架空の言語を目にする。
架空の言語に使われている文字について、言語学的に考察してみる。

(パルデア地方の文字を解読する記事では)ないです。




パルデア地方の文字ってどんなもの?

こういう文字を指す。

 

こんなのもあるYO (赤矢印)

 

なお、上記の文字そのものについては解説しない。

未知の文字を解読するだけが言語学ではないから・・・(震え声)

そもそも「文字」とは何か?

「ことば」の定義

前回の記事で「ことば」の定義は以下だと説明した。


・でたらめに決まった「音」を持つ

・「音」を2段階に分けて分割できる


 

詳しくは以下を読んで、どうぞ。

ピカチュウの鳴き声は「ことば」ではない理由を言語学的に説明してみた

「音」は一時的な情報

「ことば」そのものは「音」から成っている。

 

その「音」は人間の口から発音することで生み出される。
だけど、一度出した「音」はすぐに消えてしまう。

「音」を聞き取れるのは、その場にいた近くの人に限られる。

 

遠くにいた人は「音」が聞き取れない。
またタイミングが悪くて、その場に居なかった人も「音」が聞き取れない。

 

「音」って、お手軽に作れるんだけどすぐに消えちゃうのがデメリットなのよん。

「文字」は「ことば」としての「音」を記録する道具

何度も繰り返して「ことば」をしゃべれば、より多くの人に伝わるが・・・
話す人の喉が壊れちゃう~(意味深

 

何度も繰り返し「音」を出す役目を人間の代わりに実行する方法は無いのかー?

何か物を使おう!
例えば、石の並べ方で「音」を表す。

だけど、「音」を表すたびに大量の石を用意するのが面倒・・・

もっとお手軽に「音」を表す方法は無いか?

 

こうやって試行錯誤した結果
何かの「模様」を描くのが一番早くて楽な事に気付いた。

何かの「模様」を描いて「音」を表す。
その「模様」こそが「文字」である!

「文字」に対する言語学的な考え方

「ことば」の起源は「音」

普通の人は、「ことば(=言語)」は「音」と「文字」がセット!
のイメージを持っていると思う。

 

だけど、実際は違う!

もう一度「ことば」の定義を見てみようか。


・でたらめに決まった「音」を持つ

・「音」を2段階に分けて分割できる


 

定義の中に「音」は必ず出ているけど「文字」は出てきてないよね。

 

「ことば」は「音」から成る!
・・・が言語学の考え方。

 

「ことば」は「文字」から成る!
・・・はNG

 

「ことば」は、まず「音」から成る。
その延長として「文字」がオマケとして存在するにすぎない。

言い換えると、「文字」が無くても「音」さえあれば「ことば」として成り立つ。

そもそも「文字」を持たない言語の方が多い

現実世界の地球上にはたくさんの言語がある。
言語数は4000~8000個と言われている。

 

その中で「文字」を持つ言語はほんのわずか。
400個程度と言われている。

文字を持つ言語は、全ての言語の5~10%しか無いんだね。




「文字」の書き方はでたらめに決まる

「ことば」は、でたらめに決まった「音」を持つ。
同様に、「文字」の書き方はでたらめに決まる。

 

例えば「a」という音を表すために使う文字は「ア」でもいいし、「|」でも「★」でもいい。

とにかく「★」という文字が「a」の音だよ!
と対応づければいい。

 

あとは、人間が「★=aの音」のルールを覚えれば良い。
「文字」を見ただけで「音」が分かる。

 


「文字」→「音」→「ことば」


の順番に理解できるものであれば、文字の構成は何だって良い。

 

モールス信号みたいに


--・--


を「ア」の音と定義しちゃってもOK!

こころぴょんぴょんの和文モールス信号を言語学的に分析してみた

 

まぁ、それが社会に浸透して生き残るかどうか?
となると話は別だけど。

パルデア地方の偉大な言語学者

文字を作り出した人は誰?

ポケモンSVでは歴史の授業があるんだけどさ・・・

パルデア地方の文字を作った人に関する話は無いんだよね(多分)
まぁ、主役はポケモンだから・・・(震え声

 

語学マニアや言語学に詳しい人の立場から言わせてもらうと


パルデア地方の文字を作った人は誰?


と言うのがすご~く気になる。

文字を生み出した人は「ほぼ」不明

現実世界における「文字」そのものを生み出した人は分かっていない。
未だに謎のまま・・・

 

例外的に文字を作った人がハッキリ分かっている言語もある。
韓国語のハングルとか、アルメニア語のアルメニア文字が有名。

「こころぴょんぴょん」のアルメニア語訳を分析してみた

「ことば」を「模様(=文字)」で表す事を考えた人がいる

地球上に存在する「文字」は
長~い歴史上に存在した多くの人々が描いてきた「模様(=文字)」を「変化」させてきた成果物だと思う。
「模様」を「進化」させたのではない!あくまでも「変化」ね!

 

「ことば」は、一時的なものである。
だから保存して記録したい!

そのためにはどうすればいいか?

と考えて「模様(=文字)」を描きだした人こそが偉大な言語学者である!
と、私は思っている。
(ソースは黒田龍之介先生)

 

パルデア地方の文字を作った人は誰か分からないんだけど
スゴ~イ大昔の人の「誰か」が文字を発明しているハズ!
(でないと「文字」そのものが存在しない)

 

その人が偉大な言語学者である!
パチパチパチ・・・と拍手を送りたい。

パルデア地方の文字を読むためにはどうすればいい?

「文字」から「音」を導く方法

ここまでスクロールで飛ばさずに真面目に読んだ兄貴ならもうお分かりだと思う。

 

「文字」はでたらめに決まるのだから・・・
「文字」に対応する「音」のルールを覚えないとパルデア地方の文字は決して読めない!

 

「音」から意味を理解する方法

パルデア地方の文字を読んで理解する為には、「ことば」という「音」を知る必要がある。
その「音」はでたらめに決まるのだから・・・

ある意味に対応する「音」のルールを覚えないと解読できない!

 

パルデア地方の言語を楽に学ぶ方法はあるのか?

ここまでスクロールで飛ばさずに真面目に読んだ兄貴なら(ry

 


結論:楽して学ぶ方法なぞ無い!


 

「ことば」はでたらめに決まった「音」から成り、
更にでたらめに決まった「文字」から成るのだから・・・

韓国語であろうが、アラビア語であろうが、パルデア地方の言語であろうが、覚える苦労は「同じ」です!

 

正確に言うと、自分の母語とする「ことば」に近い性質を持つ「ことば」は学びやすい傾向にあるが・・・
だけど、あくまでも気休め程度ね!

「楽して英語を学ぶ方法」に騙される人

英語は「ことば」なのだから・・・
でたらめに決まった「音」と「意味」の対応を覚えるしかない。

 


その他に方法は無いかな~?
出来れば楽な方法がいいんだけど~?


と考えている人は、「ことば」について何も分かっていない!
だから、いつも英語教材のセールス文句に騙される。
(黒田先生も言っている事)

 

「楽して英語を学ぶ方法」を知りたければ、一度言語学を学んでみて、どうぞ。

「楽して英語を学ぶ方法」は「ねーよ!」って理解できると思うから。

もっと言語学について知りたい兄貴へ

そんなみなさまのためにぃ~

クッキー☆ 以下の記事を用意しました~

「食べれる」と「食べられる」どっちが正しいのか?を言語学の立場で説明してみた